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飛鳥川[飛鳥川物語](2種)

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飛鳥川[飛鳥川物語](2種)
【判型】大本3巻3冊。収録順に縦256・252粍。
【作者】識丁子三柳(中山忠義)作・序。
【年代等】慶安元年5月序。慶安5年6月刊。[京都]村上平楽寺板。写本は同刊本n写しで、文久2年2月書。
【備考】分類「随筆」。慶安板とその写本を全冊収録した(刊本は袋綴じ展開収録)。『飛鳥川』は、3巻3冊、随筆、中山三柳著、慶安元年成立(序)、同5年6月、京都・村上平楽寺刊。上巻36条、中巻31条、下巻19条より成る。内容は、徒然草風の筆致と武辺噺の趣をもって述べられる随筆。儒釈道三教一致の立場を標榜するが、その赴く所は儒であり、特に朱子学にある。上巻は、人事社会・語源など万般についてとりあげ、陰陽・太極について理気の説を中心に説明している。中巻は、自然現象・天地・気候・暦日より始めて、茶道等について述べる。下巻は、儒学的合理主義に基づいて、怪異や神秘の現象を説き明かし、狐狸の業や奇蹟などの恐るべきでないことを啓蒙している。終わりに三綱五常の重んずべきことと、性・情・意・志気の別を述べ、道に常と権の差があり、法に死と活の違いのあることを説いて結ぶ。著者三柳は儒医で、後水尾天皇の脈をとるなど、名医の聞こえがあった。他に『醍醐随筆』などの著がある(「日本古典文学大辞典」参照)。/徒然草風の随想的和文随筆。儒道に基づく教訓的章段を主としつつ、見聞に基づく味のある話が多い。上巻:人の心を惑わすものは金銀貨財にしくはなし(「一年の中天下に誅せらるゝものをしるしみたらんは貨財のために死けんもの十は八九に居らむ」)。関白秀吉は寛仁大度の器量により天下を取ったという古老の話。明智光秀が本能寺攻撃の際に何も知らぬ後陣の武士どもが大津より伏見に出て山崎越えの道をとったために合戦に遅れたという、当時の老武者の話。中巻:親より譲られた方二町の地に桐を植えて繁栄した大坂の桐屋。種々のまじないを否定する話。下巻:寛永7年和州法蓮村の念仏僧が死期を予知した話(愚と信と相応したもので不思議に非ずとする)。種々の怪異譚を否定する話。論語、顔子の楽について「内省不疚夫何憂何懼」の自説(「そばつらなる事にやありけん」)(西尾市岩瀬文庫・古典籍書誌DB)。
SE01854

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