阿弥陀経和訓図会（2種）

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阿弥陀経和訓図会（2種）
【判型】大本3巻3冊。収録順に縦252・251粍。
【作者】山田野亭作。松川半山画。
【年代等】天保15年1月刊。［大阪］秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「仏教」。同板2種を全冊収録した。『阿弥陀経和訓図会』は、阿弥陀経の絵入り解説書。『阿弥陀経』（大乗経典。浄土三部経の一。1巻。402年ごろ、鳩摩羅什が漢訳。釈迦が阿弥陀仏の西方浄土をたたえて、その名号を唱えて浄土に往生することを勧め、諸仏がこれを証したと説くもの）の本文を数句毎に句切って、平易で詳しく解説した絵入り注釈書。全3巻。下巻末の書籍広告に「阿弥陀経の功徳広大なる事は、普く世人の知り給ふ所なり。しかれども、其意味深長にして容易にしりがたし。此書は、経文を平仮名付にし、句ごとに注釈を加へ、和歌の故事をしるし、其上悉く絵図を加へたれ候はゞ、婦人・童子まで見給ふに面白く、自然に仏道信心の導となる重宝の書也」とある。上巻巻頭に色刷りの題字と見開き挿絵「出山の釈迦如来の御像」を掲げる。SE01866