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〈かな〉医学節用集[ゑがくせつようしゆ・節要集]

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★〈かな〉医学節用集[ゑがくせつようしゆ・節要集]
【判型】大本1冊。縦241粍。
【作者】杉山和一作。三島安一編。城戸正真書。
【年代等】万延元年4月書(城戸正真が野原勾当所蔵の一本より転写した旨を記す)。
【備考】分類「医学・鍼灸」。刊本は明治13年初刊(活版)で、本書は刊本以前で書写年代が明らかな最古の江戸期写本。『医学節用集』は漢字と変体仮名まじり文で書かれ、比較的平易な口語体であり、和一の講義録とされたものだが、底本は全文を仮名書きに改めたものである。「せんてん(先天)のげんき(元気)の事」「ごうてん(後天)のげんき(元気)の事」「はら(腹)のみよう(見様)の事」「しやくもつ(食物)いのふ(胃の腑)へうけてこなすどうり(道理)の事」「三せう(三焦)の事」「せいゑいゆけいかう(井栄兪経合)の事」「五ぞう(五臓)に五しう(五臭)・五せい(五声)・五しき(五色)・五み(五味)・五ゑき(五液)をつかさどる事」「みやく(脉)の事」の8項について記す。本書の作者については、大浦宏勝・市川友理「『杉山流三部書』の成立経過について」に次の指摘がある。杉山和一著『杉山流三部書』は、江戸期を通じて日本鍼灸の一大流派であった杉山流の代表的流儀書であり、「鍼治学問所」のテキストとして盲人鍼医の育成のため暗誦させられた書物である。『療治之大概』『選鍼三要集』『医学節用集』の三書よりなるが、その成立に関しては謎が多く未だ確定的な報告はなされていない。元禄6年(1693)書の島浦和田一編『杉山真伝流』目録巻に「杉山先生の集むる所は、『大概書』と『三要集』なり。『節用集』は、是れ後人の集むる所の書、然れども、杉山先生集むるの由、而して伝わる也。然らば、捨つべきには非ざる書にて、貴文は誤らず」と記載されているが、三書の特徴と文体を検討した結果、結局、『杉山流三部書』は、まず『療治之大概』が砭寿軒圭庵編『鍼灸大和文』を元に作られ、続いて『選鍼三要集』が和一の自著として作られ、天和2年(1682)に「鍼治学問所」が設けられた当初は、この二書がテキストとして使用された。『医学節用集』は、内容は和一生前の講義録だが、元禄7年(1694)の和一死後、2 代目総検校三島安一が編集したものである。
SE01895

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