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伊曽保物語(稀書複製会)

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伊曽保物語(稀書複製会)
【判型】大本3巻3冊。縦270粍。
【作者】不明。
【年代等】万治2年1月刊本([京都カ]伊藤三右衛門板)の複製(印行500部中の第102号)。
【備考】分類「仮名草子」。仮名草子。欧米で広く親しまれている『イソップ物語』の翻訳であるが、訳者不詳。『イソップ』がいつわが国に持ち込まれたかは不明であるが、16世紀の下半期にキリスト教の東洋伝播(でんぱ)とともに、その説教用の補助的教訓本として輸入されたものとみられる。『イソップ』の口語訳ローマ字本は1593年(文禄2)に天草のキリシタン学寮から出版され、訳者は日本人イルマンのハビアンであったという。本書はこれとは別系統で直接の関係は認めがたい。天草版には70話、本書には64話があるが、共通の話は25話で、それも内容文章に差がある。本書は広く読まれ、慶長(けいちょう)~寛永(かんえい)年間(1596~1644)に刊行の古活字版9種と1659年(万治2)刊の挿絵入りの整版2種および写本がある。当時の厳しいキリシタン禁制下にあって本書が盛んに読まれたのは、内容が教義とは無関係な寓話(ぐうわ)的教訓性によるものと思われる。後の教訓物仮名草子に大きな影響を与えた(コトバンク)。西洋古典翻訳という独得な内容をもった仮名草子。喩言の最終話に「出家と盗人の事」を配して仏教説話の結びのごとく「此経(物語)を見ん人は云々」としているのは、全体構成上の用意をうかがわせる(「日本古典文学大辞典」参照)。伊曽保物語は、日本で刊行されたイソップ物語の翻訳本です。前半に原作者であるイソップの生涯を描いた略伝、後半にイソップの寓話がおさめられています。世界的に有名なイソップ物語が、当時の平易な日本語で語られています。原作そのままの内容が記されている話もあれば、舞台を京都におくなどのアレンジ、場合によっては教訓がちょっとだけ日本風に変わってしまっているものもあります。が、教訓を主にした内容と例え話の親しみやすさは、原作そのままといっていいでしょう。伊曽保物語にはふたつの種類があります。ひとつはキリシタン版として1593(文禄2)年に天草で刊行されたものです。活版印刷による作成、かつ、ポルトガル式のローマ字で当時の日本語の話し言葉が記されており、国語学研究上の貴重な資料とされています。もうひとつは江戸時代初期に仮名草子として出版されたもので、古活字版と絵入り整版とがあります(京都大学HP)。SE01952

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