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医断[醫斷]

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医断[醫斷]
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】吉益東洞(ヨシマストウドウ・吉益為則)作。 鶴田元逸(鶴冲カクチュウ・九皐)編。長門瀧長愷弥八父・原行子蔵序。
【年代等】延享4年10月自序。宝暦2年春、吉益為則跋。宝暦8年春、上田秋成跋。宝暦9年2月、中西惟忠子文跋・刊。刊行者不明。
【備考】分類「医学」。『医断』は吉益東洞の医説を、門人の鶴田元逸が集録したが、その刊行を見ずに死亡したので、同門の中西深斎が改補し、「虚実」の編を追加して、宝暦9年(1759)に刊行されたものである。東洞の独創的医説を強烈にアピールした、センセーショナルな著述で、「司命」「死生」以下「元気」「脈候」「腹候」「臓腑」「經絡」「引経報使」「鍼灸」「栄衛」「陰陽」「五行」「運気」「理」「医意」「痼疾」「素難」「本草」「修治」「相異相反」「毒薬」「薬能」「薬産」「人蔑」「古方」「名方」「仲景書」「傷寒六経」「病因」「治方」「禁宜」「量数」「産褥」「初誕」「痘疹」「攻補」「虚実」の37論よりなり、東洞の思想を端的に記載している。この書が刊行されて3年後に、畑黄山が『斥医断』を著して、「鶴氏の編する所、吉益子の医断を読むに書を廃して歎ず。大意す可きもの三、流悌を為す可き者の二、其の佗理に背き道を傷りし者、偏ねく挙ぐること難し。云々」と概歎し、全編43章にわたって、『医断』の各論をとりあげ、東洞の説にはげしい論駁を加えた。以後、『医断』の「死生」論における天命説を中心として、賛否両論にわかれ、はげしい論戦が展開された。堀江道元『弁医断』田中栄信『弁斥医断』、小幡伯英『弁医断評説』、加屋恭安『続医断』などの書物も出版されて、江戸時代最大の医説論争が長く尾を引くこととなった(青山廉平「『医断』・『斥医断』─天命説を中心として─」(日本東洋醫學雜誌、Vol. 54 No. 2287-303, 2003))。東洞(元禄15-安永2)は安芸広島の人。京都に出で古医方を唱へ、臨床治療における親試実験を重んじて、その独創的な「萬病一毒論」を提唱して名声一世に挙る。これより古医方は我国独自の性格を発展せしむるに至った。後藤艮山、香川修庵、山脇東洋とともに我邦古医方の四大家と称せられる。SE01953

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