稜威言別［稜威乃言別］

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稜威言別［稜威乃言別］
【判型】大本3巻3冊。縦266粍。
【作者】橘守部（庭麿）作・序。
【年代等】文政3年冬自序。弘化4年6月、近藤真瑶（ﾏﾀﾏ、瓊舎）跋。弘化4年、古山文興跋。嘉永3年1月刊。椎本蔵板。
【備考】分類「歌謡注釈」。全10巻目安1巻11冊のうち江戸期刊本は3巻3冊のみ。『稜威言別』は、古代歌謡の注釈書。橘守部著。1846年(弘化3)成立。10巻。《日本書紀》と《古事記》の歌謡を注釈したもの。契沖の《厚顔抄》、本居宣長の《古事記伝》、荒木田久老の《日本紀歌之解》などを参考にしているが、守部の独自な解釈に富んでいる。守部の観点は、歌謡を謡いものとして見ること、演劇と関連させて考えること、という特色をもっており、それが古代歌謡のすぐれた解釈を生みだしている（ｺﾄﾊﾞﾝｸ）。SE01981