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田舎荘子(内編・外編)

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田舎荘子(内編・外編)
【判型】半紙本10巻(内編4巻・外編6巻)10冊。縦221粍。【作者】佚斎樗山(丹羽樗山)作。【年代等】内編:享保12年9月、劉山郭序。享保12年夏、水国老漁(蒙斎・八迪)跋。享保12年6月初刊([江戸]和泉屋儀兵衛初刊、[江戸]出雲寺和泉掾後印)。天明4年11月再刊([大阪]稲葉新右衛門板)。江戸後期後印。[大阪]河内屋喜兵衛板。外編:享保12年8月、赤井得水序。時生軒遊外子・神田白竜子跋。江戸後期後印。[大阪]河内屋喜兵衛板。【備考】分類「滑稽本」。内編は享保12年板を全冊収録し、その後印本と天明板を抄録。なお、外編5巻第13丁落丁のため別本で補った。外編は天明板にて全冊収録した。『田舎荘子』は談義本で、内編は上中下3巻と付録1巻から成る。本文は「雀蝶変化」「木兎自得」「鷺烏巧拙」「蟇之神道」「貧乏夢会」「猫之妙術」等。上巻に6章、中巻に5章、下巻に3章、付録に2章、以上全16章から成る。いずれも『荘子』の寓言をかり用いたとする動植物の対話による寓話形式で、四民相応に一心の明悟を得る心法を説く。下巻最後の章は「荘子大意」と題され、老荘と孔孟の一致を主張して「荘子は聖門の別派なり」と結論するあたりに作者の思想的特徴がうかがえる。外編の本文は、「蟻王壁書」「燕子清談」「荘右衛門二客裁許」「鵜鳥明暗」等全11話。内編と同じく動植物の対話による心法談を中心にするが、巻4以下は「十王留守居廻状」「閻王訴状」「如来真実法問」の3章を一連の地獄話によって構成し、短編寓話を脱して長編化への姿勢を示しており、これが後に『六道士会録』や『英雄軍談』といった戯作調の地獄話を趣向する基となったものと思われる。成立は刊年をかなり遡るようで、享保初年には出来ていたものらしい(「日本古典文学大辞典」参照)。SE01984

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