今西行あづまくだり［唄祭文勧化帳今西行吾妻旅路］

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★今西行あづまくだり［唄祭文勧化帳今西行吾妻旅路］
【判型】中本2巻2冊。縦185粍。
【作者】振鷺亭（猪刈貞居・関東米・丁子匂人）作・序。
【年代等】文化9年5月自序。文政7年1月刊。［江戸］中村屋幸蔵ほか板。
【備考】分類「滑稽本」。上巻虫損本。『今西行あづまくだり（今西行吾妻旅路）』は、2巻2冊、滑稽本、振鷺亭主人作。文化10年、江戸・西村与八・山崎平八・本屋政吉刊。西行法師を気取った大阪の願人坊主が東へ下る道中の滑稽を西行伝説のパロディや狂歌を織り込みながら綴る。角書に「勧化さいもん」とあるが、会話を主にした滑稽譚を西行を軸にして進ませており、その諧謔も度をすぎてくどく、頗る均衡を失した作品である（「日本古典文学大辞典」参照）。SE01998