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彝倫抄(3種)

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彝倫抄(3種)
【判型】大本1冊。収録順に縦263・271・265粍。
【作者】松永尺五(昌三・遐年カネン・ナガトシ*松永貞徳の子)作。
【年代等】寛永17年9月跋・刊([京都カ]直広開板)。
【備考】分類「儒学・教訓」。『彝倫抄』は、松永尺五(1592-1657)の著作。松永尺五は、藤原惺窩の高弟。朱子学を主にしながらも、陸王学(宋の陸象山から始り、明の王陽明にいたる学統ならびにその学統に連なる学説。心学とほぼ同義)を併取し、仏教にも寛容的であった惺窩の包括的な学風は、林羅山によってよりもむしろ尺五によって継承せられた。本書は、彝倫、すなわち、人間として常に守るべき道を初学者向きに平易に説く。すなわち、本書で著者は、三綱五常の道に始まって「命」「性」「情」「心」「意」「誠」「敬」に説き及び、天人一理、善悪の応報などにも言及し、ついで、五倫の道、太極と理気、鬼神生死などを説いて、冠婚葬祭の礼を述べて終わる。本書は、朱子の高弟陳北渓の『性理字義』に多く依拠して記述されており、朱子学的特徴を強く示すが、なお、中世禅林以来の儒学の影響をもとどめており、著者が中世以来の儒学の伝統を継承しつつ朱子学を受容したことをうかがわせる(尺五の三教観は、儒教(朱子学)を主とするものでありながら、なお、仏教・道教をも大道として認めるものであり、そこには中世的な三教一致の思想ではないものの、なお一種の三教調和の思想が認められる点も、彼の朱子学的受容が中世以来の儒学の伝統に根ざしてなされたことを示す)。本書の成立は、著者の跋により、寛永17年であることが知られる。写本は現存せず、版本のみが存する(日本思想大系28「藤原惺窩・林羅山」解題・解説参照)。
SE02003

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