いろはうた（正定閣師・3種）

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★いろはうた（正定閣師・3種）
【判型】半紙本1冊。収録順に縦225・222・223粍。
【作者】正定閣自信教人作。普寂書。大坂女人講中・安治川女人講中編・序。
【年代等】文化13年4月作・書・刊（［大阪］尼同行板）。天保5年3月刊（［京都］大行寺蔵板）。。
【備考】分類「仏教・教訓」。文化13年に作られ、大坂講中より広まった「いろは四十八首」を再刊したもの。天保5年板（第3冊）に付された安治川女人講中の天保6年序文よれば、このいろは歌48首が正定閣師の詠歌で、文化13年に大坂尼講から広まった道歌で、「成就の文の一念」をいの字によみ、「十八因願の意」をろの字によみ、「師徳法度」は京の字に終わるがごとく、「生起（ｼｮｳｷ）次第の乱れざる事」を諭したものという。「一念のときにさだまる往生は、若不生者の誓ひゆへなり」から「京田舎一途にまもれ改悔文、安心報謝師徳御法度」までの48首を収録する。文化板は、作者を信奉する尼らによる私家版。第2冊の裏見返しに「于時嘉永七寅歳二月、京都大行寺置土産ニ候」の書き入れがある。第3冊は、天保5～6年編・刊（［京都］大行寺蔵板）。この第3冊は、前半部は天保5年編「領解文大略（歓喜庵法話）」、後半部は天保6年編（文化13年作）「いろは四十八首」。裏表紙に「弘化二年」の書き入れがある。SE02006