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宇比麻奈備[百人一首初学]

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宇比麻奈備[百人一首初学]
【判型】大本3巻5冊。縦279粍。
【作者】賀茂真淵(加茂真淵)作・序・跋。
【年代等】明和2年冬自跋。天明元年11月刊。[京都]勝村屋治右衛門ほか板。
【備考】分類「和歌」。上之一:篁(途中)まで、上之二:篁(途中)より三条右大臣まで、中之一:貞信公より謙徳公まで、中之二:好忠より行尊まで、下之終:周防内侍より。自跋により、明和2年冬の成立で、以前に著した『百人一首古説』5巻5冊の誤りを正し、増補したものと知られる。時に真淵は69歳。『百人一首古説』は版行されず、写本のみが伝存しているが、師荷田春満の説の影響を大きく受けているとされている。内容は、『小倉百人一首』の注釈書で、上巻は天智天皇~三条右大臣、中巻は貞信公~前大僧正行尊、下巻は周防内侍~順徳院の、それぞれの作者の歌の注釈を収めている。序の中で、古学を深山に入ることにたとえていること、『百人一首』の成立の周辺事情に論及していること、などは注目されよう。歌の注釈にあたっては、作者名の次に、その伝記に関する資料を提出して考証し、その上で歌の注解に入っている。語釈がかなり詳しく、「古今の序に」「後撰に」「白氏文集に」というように一々用例をあげながら考証している点や、とりわけ『万葉集』を多く引用しながら注解を進めている点など、その特色の一つと言える。また「或説」「契沖いはく」「春満いはく」というように、諸説の典拠を明記していることも、見るべき点である。しかし、全体的に考証に偏り、鑑賞的な要素に乏しいという面を有している。のちに香川景樹が『百首異見』で、『宇比麻奈備』を批判的に取りあげていることも注目される(「日本古典文学大辞典」参照)。SE02020

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