蝦夷行程記［北海道中記］（下巻「東部」）

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蝦夷行程記［北海道中記］（下巻「東部」）
【判型】横本1冊（全2巻中の下巻）。縦114粍。
【作者】阿部喜任（ﾖｼﾄｳ、将翁・櫟斎・友之進）編・序。松浦武四郎（松浦弘・竹四郎・多気志楼主人）校。
【年代等】安政3年1月、鈴木善教（益堂）序。安政3年2月、加藤穆（清風・甫）跋。安政3年夏自序。安政3年11月刊。［江戸］播磨屋勝五郎蔵板。［函館］林屋義助ほか売出。
【備考】分類「地誌・交通」。上巻「西部（西廻り之部）」、下巻「東部（東廻り村湊之部）」。享保年間末に幕府の採薬使として蝦夷地を二度訪れた先祖阿部照任の著書その他を参考にして書いた蝦夷地の地誌（University of Wisconsin Digital Collections・The East Asian Collection HP参照）。蝦夷行程記は安政3年に阿部喜任将翁が誌し、松浦武四郎が校訂した箱館近在の西部（西廻り）と東部（東廻り）の紀行文である。この期の多くの巡行記の中でも、内容も文体も簡潔で好ましい。言うならば、一文にして一村を知ることができる（A System of Digitalization and Exhibition for Archive Collections HP参照）。SE02070