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〈報仇〉絵本高尾外伝[絵本報仇高尾外伝]

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★〈報仇〉絵本高尾外伝[絵本報仇高尾外伝]
【判型】半紙本5巻5冊。縦221粍。
【作者】為永春水1世(鷦鷯貞高ササキサダタカ・佐々木貞高・教訓亭・金竜山人・鷦鷯斎・南杣笑楚満人2世)作・序。渓斎英泉(池田義信・渓斎善次郎・一筆庵可候)画。
【年代等】天保14年1月、楚満人(ソマヒト、狂訓舎のあるじ)自序・初刊。明治初年後印。[大阪]前川源七郎板。
【備考】分類「読本」。楚満人(為永春水1世)作、文政10年刊『〈春昔奇談〉紅葉塚(モミジヅカ)』(中本2編6巻6冊)を半紙本5巻5冊仕立てに改編(本文も一部改変)した改題本。仇討ちの筋書きで、江戸吉原の遊女高尾や戸田茂睡など実在の人物を登場させた作品。浅草のほとりに戸田茂太郎・茂次郎の兄弟が住んでおり、茂次郎はお繁を娶り、覚太郎が生まれる。ある時、茂太郎とその妻、楓は吉原万字屋の名妓(メイギ)玉菊の一周忌行事の見物に行った帰路、西方寺に祭られた吉原三浦屋の2代目高尾を祀った大きな紅葉と石塚を参詣したが、その晩の夢枕に女郎が立ち、昼間の墓参の礼を述べ、その女性が楓の娘となる旨を告げた。やがて、楓は女子を出産し、お照と名付けた。お照は従兄弟の覚太郎の許嫁となったが、覚太郎は失踪、楓は病死し、茂太郎はお花を後妻にする。その後、お繁が病死すると、茂次郎は六十六部廻国の旅に出るが、茂太郎も療養のために出掛けた箱根で闇討ちに遭って死ぬ。その後、鳥越村の向坂甚内がお照を見初め、お花は富裕な向坂をお照の婿にしようと謀るが、甚内は「我こそは覚太郎だ」と偽り、お照と結婚するが、一向に体を許さないお照に苛立った甚内はお花と契り、酒色に溺れ、窮乏生活に陥り、ついにお照を吉原三浦屋に300両で売り渡してしまう。その事実をお花に知られると、甚内はお花を谷に突き落とす。その後、草津に移住した甚内は、江戸に帰る途中にお花の幽霊に襲われ、逃れた寺の住職に自らの悪事を懺悔する。偶然、その寺に宿っていた茂次郎は、甚内が茂太郎を殺して金を奪い、さらにお花と関係を結んだ挙げ句に、お照を吉原に売り飛ばし、お花を殺したことを知り、その仇を討った。仇討ちを終えて江戸に帰る茂次郎は、宮戸川の船頭、楫蔵と遭遇し、斬り合いとなったが、互いの血が混ざり合ったのを見て、茂次郎は楫蔵が覚太郎であると悟る。その後、楫蔵はお照と夫婦となり、茂次郎は50歳まで千代田家家臣を務めた後に茂睡と改名して待乳山の麓に隠棲した(長田和也「『紅葉塚』から『絵本高尾外伝』へ」(『近世文藝』2016年103巻所収)参照)。
SE02107

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