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大祓詞後釈[大祓後釈](2種)

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大祓詞後釈[大祓後釈](2種)
【判型】大本2巻附録1巻2冊。収録順に縦275・256粍。
【作者】本居宣長注。
【年代等】寛政7年11月、神祇伯資延王序。寛政8年春刊([伊勢松坂]鈴乃屋蔵板)。江戸後期後印。[京都]橘屋嘉助板。
【備考】分類「神道」。後印本も抄録した。『大祓詞後釈』は2巻2冊、注釈、本居宣長著、寛政8年春、[江戸]山城屋佐兵衛・[大阪]河内屋茂兵衛刊。起稿は寛政7年3月30日、版下書了は同年10月18日。寛政7年11月の神祇伯資延王の序を付す。なお、宣長は「大祓」に「オオバラヒ」と付訓しているので、書名の訓みもそれに従う。内容は『延喜式』の祝詞の「大祓詞」について、1句ごとに本文をあげ、まず賀茂真淵の『祝詞考』の説を掲げて、その後に「後釈」として自己の注解を示し、最後に「つけそへぶみ」として、「大祓詞」以外の祝詞の語句の注を若干ずつ加えたもの。本書は宣長が『出雲国造神寿後釈』を完成した後、祝詞の代表としての「大祓詞」の注解にその他の祝詞の略注をも添えて、祝詞の全注釈に代えようとしたものとおぼしく、前者『出雲国造神寿後釈』に比し、広く根本的問題を論じ、本格的な姿勢がうかがわれる。神祇伯に序を請うたところにも、天下に正説を示そうとした気概が感じられる。まず冒頭には、真淵の説のすぐれている理由とこれを批判する真意を弁じ、「六月晦大祓」の条では、大祓の意義・沿革などについて精密に分析し、文献を引いて詳細に考証し、『祝詞考』の誤りや不備を補っている。特に、真淵が各祝詞の成立年代を「神賀詞は飛鳥岡本宮の御代…大祓の詞は大津清御原の御代」などと、直観によって断定したのを退け、祝詞の成立過程には長い年月を考えるべきで、その間に詞句の変化もあり、1、2の語句によっては年代は定められないとするのは、学者としての卓越した見識を示している。詞章の各句の注釈も、考証綿密、整然たる論理と古代語法の学識に支えられ、周到を極めている。勿論今日から見て訂正すべき点もあるが、祝詞の研究として画期的で、現在も必見の価値がある。なお、本書の補正の書として藤井高尚の『大祓詞後後釈』1巻(文化10年刊)がある(「日本古典文学大辞典」参照)。
SE02170

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