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〈童子専用・増補絵入〉小笠原諸礼調法記[小笠原流諸礼調法記](天保9年・2種)

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〈童子専用・増補絵入〉小笠原諸礼調法記[小笠原流諸礼調法記](天保9年・2種)
【判型】半紙本2巻2冊。収録順に縦218・223粍。
【作者】速水春暁斎作・画。松川半山画(口絵)。
【年代等】天保9年4月刊(増刻)。[大坂]堺屋新兵衛(文精堂)板。
【備考】分類「礼法・往来物」。巻頭に書袋を掲げた。また、同板別本も抄録した。本書は享和3年刊『〈童子専用・増補絵入〉諸礼調法記』の改編版。本文の内容は享和板と同じだが、口絵を増補(享和板では全て春暁斎画だったが、本書において松川半山の口絵数葉を追加)。また、下巻に「〈当流観世〉泰平小謡童児訓」を増補したものもある。本書は、小笠原流諸礼の基本を記した図解入り童蒙教訓書。巻頭に「帯参らする図」「茶参らする図」「飯喰様」など給仕方礼法・客方食礼に関する図を掲げ、「小笠原流」の由来に触れた後、「素礼の事」以下約60項と「婚礼の次第」10数項を載せる。例えば婚礼式法では武家方一般の作法に続けて「町家作法」を掲げるなど、士庶双方を視野に入れた編集が明らかで、武家礼法にならった略式礼法の庶民への浸透を物語る。江戸初期礼法に見られた秘伝的性格は払拭され、適宜図解を交えて分かりやすく説明する。頭書にも「五節句の事(年中行事を含む)」「四季上下(かみしも)の事」「四季の衣服の事」「生花の事」「常に香を嗅事」「立花見物の事」「茶菓子の事」「濃茶の事」「飯喰様嫌の事」「酌取様の事」「喰初の事」「婚礼忌詞」「髪置の事」「封目の事」などの関連知識を盛り込む。また後半の「初学用文章」は書簡用語や書札礼の概要を示したもので、「新年状」以下の各種例文について上輩・同輩・下輩の文言の違い(いわゆる「替え文章」)や書状形式等の作法を略記する。総じて本書は、従来の小笠原流礼法書よりも一段と庶民を意識して編集された士庶共通の礼法入門書になっている(例えば、巻末の「俗家通用手形証文請状之案文」はそれを如実に示す)。
SE02182

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