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海外新話[鴉片戦志]・海外新話拾遺

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海外新話[鴉片戦志]・海外新話拾遺
【判型】海外新話:大本5巻5冊。縦257粍。拾遺:大本5巻5冊。縦252粍。
【作者】海外新話:烏有生作。嶺田雋(ミネタシュン、嶺田楓江・峰田宣俊・宇五郎)序。橋本貞秀(歌川貞秀・玉蘭斎・五雲斎・五雲亭・松亭寿山)画。拾遺:種菜翁作。
【年代等】海外新話:嘉永2年3月、嶺田楓江序。嘉永2年刊。嶺田氏蔵板。拾遺:嘉永2年夏、著者例言。嘉永2年、烏有生序。
【備考】分類「外国史」。「坤輿略圖」「清國略圖」挿図あり。『夷匪犯疆録』にもとづく編訳。中国清朝時代の阿片戦争にからむ通商交易までの経緯を詳記す。中国のアヘン戦争の事情等を地理的に記す。『海外新話拾遺』も同じく「夷匪犯疆録」よりとっている(国文学研究資料館DB)。嶺田楓江は幕末の丹後田辺藩士で、佐藤一斎に儒学、箕作阮甫に蘭学を学び、頼三樹三郎らの志士と交際している。嘉永2年、中国における阿片戦争の惨禍を知り、その状況を広く憂国の士に訴えんとして著したのが本書である。書中、世界及び中国の略図を付し、当時における英国のアジア侵略状態を図示した上、多くの挿絵をのせ、理解を容易にしている(京都外語大附属図書館HP)。なお、奥田尚「嶺田楓江『海外新話』の一部分の紹介」によれば、『海外新話』は嘉永二年己酉(1849)3月の序文を持ち、同年11月下旬から12月上旬に50部が刊行された。しかし、同年中に幕府の学問所はこの本についての調査を命じ、その結果、新規の本の出版は学間所の許可を得なければならないのに、同書はそれを得ていないことと、このような外国事情を記した書物の開板は好ましくないとして、翌3年(1850)同書の没収と開板禁止を申し渡した。著者の嶺田右五郎楓江については同年10月に禁固刑(「押込」おしこめ)とし、翌年正月に許された(「押込御免」)ものの、京都・大坂・江戸の三都居住禁止(「三都構へ」)を命じられた。ところが、没収・開板禁止処分が命じられたにもかかわらず、同嘉永3年5月には、同書の重版が出まわっており、関係者が検挙された。200部を仕立てたとも、50部を仕立てたともあり、全数は明らかではないが、そのうち差し押さえられたのは40部とある。嶺田楓江の取り調べの最中に、すでに重版を販売した者があるというのは、この『海外新話』がいかに人々に求められた情報であったかを如実に示すものである。また、この『海外新話』を吉田松陰が閲読し、その「序文」「例言」「英吉利国紀略」を筆写していることにも明らかである。
SE02251

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