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〈三国一本〉松魚智恵袋(カツオノチエブクロ)

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★〈三国一本〉松魚智恵袋(カツオノチエブクロ)
【判型】横本1冊。縦112粍。
【作者】山東京伝(岩瀬醒サムル・北尾政演・菊亭主人・醒斎・岩瀬田蔵)作・画。
【年代等】寛政5年春序・刊。[江戸]蔦屋重三郎板。
【備考】分類「滑稽本」。袋綴じ展開収録。いわゆる宴会芸的な奇術・妙術集になぞらえて著した滑稽本。序文で『法界次第』を引いて「よく一切に通達する」ことを智恵と言い、般若とは智恵のこと、般若経は智恵経であることに触れ、人間として尊むべきは智恵であるとし、智恵や智者について述べた後、それにまさる大智である奇術・仙術を集めた本書は、書肆が「神変不思議の奇術」と感嘆のあまりに上梓したものであると出版の経緯を述べる。「ならはずして名歌をよむ伝」「わがはらの中をじゆうにみる伝」「きつねつきをおとす伝」「人の心をちうにつる伝」「屁にてつゞみのおとをさせる伝」「わきざしをさやごとのむ伝」「人のからだより火をとる伝」「火の上をはしる伝」「中のわるき人の中をなをす伝」「ざしきに月を出す伝」「つんぼをなをす伝」「悪女を美人にする伝」「金持にたちまちなる伝」など合計21項について、まず本文前半部にそれぞれの様子を描いた、台詞入りの挿絵を掲げ、本文後半部の「総伝授書」で、21項の種を明かす。例えば、冒頭の「ならはずして名歌をよむ伝」の場合、古道具屋などで白い碁石だけを安く購入して、それにイロハ48字を1字ずつ書き込んで、毎日暇な時間にその碁石を31字ずつ色々と並べているうちには、生涯に1首くらいの名歌が詠めるだろうと説く。また、「悪女を美人にする伝」では、顔から体にかけて嫁入り時の持参金を飯粒でペタペタと貼れば悪女も美人に見えるが、「鼻にかけて貼るのは良くない」と注意を促すといった感じのパロディである。
SE02349

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