甲冑着用指南

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★甲冑着用指南
【判型】三切本1冊。縦83粍。
【作者】大山義信（荷汀）編・序。
【年代等】嘉永6年10月序・刊。凌霄書屋蔵板。
【備考】分類「武家故実」。袋綴じ展開収録。甲冑着用の手順や早着の秘訣などを図解を交えて解説した書。「武者上着六具之事」「下着六具之事」「用具之次第」「着用序次之事」「甲冑早着之次第」「陣中辞心得之事」の6項に分けて解説する。なお、国立公文書館HPによれば、嘉永6年（1853）6月、ペリー率いる米国艦隊が浦賀に来航すると、旗本たちは甲冑（鎧兜）を買い揃えようと具足師のもとに殺到し、たちまち甲冑は売り切れたと伝えられているが、『甲冑着用指南』は同年10月、甲冑の着用の仕方もろくに知らない武士の間で甲冑の需要が急速に高まった時期に出版された甲冑の解説書で、冑・胴甲・籠手・臑当ほかの図と、着用の手順、そして「速着之次第」（素早く着用する方法）などを平易に記す。
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