甲冑便覧（2種）

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甲冑便覧（2種）
【判型】半紙本1冊。収録順に縦227・227粍。
【作者】緑川興時（菅原興時・元日斎）作。緑川興道校。
【年代等】寛政8年2月作。寛政8年3月、藤井篤序。寛政8根3月、甘利信行（忠）跋・初刊（［江戸］河内屋佐太郎蔵板。岡田屋嘉七ほか売出）。文化5年3月再刊。［江戸］竹川藤兵衛ほか板。
【備考】分類「武具」。同板2種をそれぞれ全冊収録した。甲冑の由来、甲冑および甲冑各部の名称、甲冑着用の基本などを図解を交えて述べた入門書。冒頭で、神武天皇の時代から始まる甲冑の歴史や意義について記し、以下、兜・威毛（ｵﾄﾞｼｹﾞ）・頬当・肩■（ｿﾃﾞ、袖）・臂■（ｺﾃ、篭手）・身甲（ﾄﾞｳ）・甲裳（ｸｻｽﾞﾘ）・脛衣（ﾊｲﾀﾞﾃ、佩楯）・髄当（ｽﾈｱﾃ、脛当）・着順（褌から頬当までの15段階）について説く。後半所収本の見返しに「江戸、奎文閣梓」とある。奎文閣は、江戸書肆・河内屋佐太郎。
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