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漢字三音考(3種)

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漢字三音考(3種)
【判型】大本1冊。収録順に縦264・258・259粍。【作者】本居宣長作。【年代等】天明4年5月、小篠敏序。天明5年2月初刊。天明9年春再刊。[京都]銭屋利兵衛ほか板。【備考】分類「音韻」。全冊収録した天明9年板(書袋を冒頭に収録)に続けて江戸中~後期後印本2種を抄録した。漢音・呉音・唐音の三音について概説したもの。全19章と付録1章から成る。まず、日本語の音は、単直で純粋正雅であり、外国語の音は、鳥獣万物の声に近く不正であることを強調し、この主張が、全編を貫いている。次に、日本の漢学者は、中国語の音に「近ク協ヘテ新ニ定メラレ」たものであり、呉音・漢音の順に定められたが、前者は日本の音に近く漢音よりまさるとした。そして、「皇国字音ノ格」として、単音、イの韻、ウの韻、ンの韻、入声の韻にわけ、それぞれについて三音を対照させて説明する。この中で、イ・ウの韻に関連して、日本語のアクセントにも説き及ぶ。最後に、付録の「音便ノ事」で、日本語の音便を、イ、ウ、ン、急促(ツマ)ル、ハヒフヘホの半濁の5つに分類して豊富な例をあげるが、これは日本語の音便は漢字音の影響によって生じたとの考えによるものである。初めて日本漢字音の大要を概括して字音研究の方向づけを示し、また、中国語自体における漢音・呉音に言及するなど、示唆に富む。平田篤胤が絶賛しているように、以後の字音研究に大きな影響を与えた(「日本古典文学大辞典」参照)。SE02453

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