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伊勢参宮名所図会(2種)

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伊勢参宮名所図会(2種)
【判型】大本5巻6冊・付録2巻2冊。収録順に縦260・259粍。
【作者】秋里籬島(湘夕・舜福)作。蔀関月(徳基・荑楊斎)編・画。
【年代等】寛政9年6月、藤波季忠(二緑園)序。寛政9年5月刊記。寛政9年閏7月、なはの海驢跋・刊。[大阪]塩屋忠兵衛ほか板。
【備考】分類「地誌」。付録なしの6冊本のほか付録付きの7冊本を抄録(付録は全冊収録)した。『伊勢参宮名所図会』は、京より伊勢路(巻1-2)、桑名~津の伊勢路(巻3)、伊勢周辺(巻4-5)、近江周辺(附録)の名所図会(西尾市岩瀬文庫・古典籍書誌DB)。/『伊勢参宮名所図会』は、寛政9年に京都・大阪の版元から刊行された本編5巻6冊、附録1巻2冊、合計8冊からなる伊勢参宮の案内書で、数ある案内記や道中記の中で最も詳しい決定版ともいえるもの。作者は未詳だが、秋里籬島・秦石田作、蔀関月・西村中和画と考えられる。巻1・巻2は、京の三条大橋を起点に東海道・伊勢別街道を通って一身田の高田本山専修寺を過ぎた大部田(津市上浜町付近)つまり伊勢街道と伊勢(参宮)街道の合流点まで。巻3は桑名から東海道・伊勢街道を通って宮川の手前の小俣までが納められ、伊勢に向かう各々の街道沿いの宿場や村の地誌、社寺・名所旧跡を絵入りで紹介する。巻4は、宮川を渡り山田と外宮から古市を通って五十鈴川まで、巻5は、内宮をはじめ朝熊山・二見・鳥羽志摩などの伊勢周辺部や、伊勢神宮の祭祀・神宝・装束・遷宮・神職にいたるまで挿絵とともに詳述する。また、附録では近江国内の名所旧跡を紹介する。伊勢に向かう街道風景を描いた挿図には、徒歩や駕籠、あるいは三宝荒神と呼ばれる独特の鞍をおいた馬に乗る参宮者の姿が生き生きと描かれ、宮川を渡ったあたりでは参宮客を迎える御師の手代の姿もみえます。また、間の山や古市の賑わいの風景は「伊勢参宮 大神宮へも 一寸寄り」という当時の川柳のように、参宮が信仰面に加えて娯楽的な色彩が濃かったことを物語る。一方、内宮・外宮の正宮が描かれた図は現在の様子と異なる。板垣や外玉垣がみられず、人々は玉串御門(現在の内玉垣南御門)の前まで進んで参拝し、また、正宮の傍らには末社巡りと称して多気・度会郡内にある神宮末社の細々とした遙拝所を集め短時間で巡拝できるようにした一画も描かれている。このように、本書は江戸時代の参宮の様子や街道沿いの詳しい地誌を記録した貴重な資料であり、当時、本書やその他の案内書によって伊勢の情報が全国に伝えられ、人々はこれらを読んだり話に聞き、豊富な予備知識を蓄えて伊勢参宮に旅立ったものと思われる(三重県総合博物館HP参照)。なお、本書のうち、近江関係の挿絵や記事は、『近江名所図会』に流用されている。SE01936

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