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気海観瀾広義(3種)

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気海観瀾広義(3種)
【判型】大本15巻7冊(1-3巻初刷本入本のため計7冊)。収録順に縦258・257・259粍。
【作者】(蘭)ボイス‐ヨハネス(莆成弗ボイス、Buys‐Johannes、1764-1838)原作。川本幸民(川本裕)訳。
【年代等】1-3巻=嘉永3年9月、坪井信良(坪井教・良益・柊里・初白)序。嘉永4年夏刊。[江戸]静修堂蔵板。[江戸]和泉屋半兵衛ほか板。5冊本は安政2年5月刊。明治初年再刊。[東京]稲田佐兵衛ほか売出。
【備考】分類「物理」。袋綴じ展開収録。収録順に、嘉永4年初板本(3冊)・安政2年刻、明治初年後印本(4冊*末尾に書袋も収録)・安政3年板(5冊*抄録)の3種。物理学書。川本幸民(こうみん)が訳述し、岳父青地林宗(あおちりんそう)訳述の『気海観瀾』を増補したもの。15巻からなる。1850年(嘉永3)原稿完成、51~58年に5冊にまとめて刊行した。林宗は依拠した原書の「気性」の部だけを刊行したが、幸民は同一原書の1828年版を用い、イスホルジングJ.N.Isfordingの著書なども参考にして「気性」以外の内容を明らかにした。内容は物理学が主であるが、理学一般の総論から、力学・化学・熱学・電気学・光学などの説明がなされ、天体や潮汐(ちょうせき)の理も詳述されている。巻末に図解25を掲げて理解を助け、完備した理科の書となっている。林宗の書が漢文で難解なのに比べ、本書は和文をもって平易に解説しており、広く用いられてその影響が大きかった(コトバンク)。物理学の研究では、ゴロウニンの『日本幽囚記』等の翻訳でも知られる青地林宗(1775-1833)がオランダ人ボイスの著に基づき『気海観瀾』を著し(1827年刊)、先駆者と目されていたが、青地の娘婿の川本幸民(1810-71)は、漢文で要点のみを記した『気海観瀾』の内容に飽き足らず、その増補を試みた。嘉永3年(1850)に完成したのが、資料の『気海観瀾広義』。全15巻の内容は、費西加(ヒシカ=窮理学・物理学)の意義に始まり、物性、運動、熱、光、電気、磁気におよび、天体や光学器械についても詳しく解説されている。全15冊。嘉永4年(1851)から安政5年(1858)まで、全巻刊行に8年を要した。著者の川本幸民は、名は裕、摂津三田藩の医者で、のちに鹿児島藩主島津家の家来。蕃書調所の教授手伝を経て、文久2年(1862)に洋書調所の教授職を拝命した。彼はまた日本で最初にビールを醸造した人として、日本ビール史にその名が刻まれている(国立公文書館HP)。
SE02499

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