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菊花壇養種

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菊花壇養種
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】菅井菊叟(スガイキクソウ)作。池田英泉(渓斎英泉・池田義信ヨシノブ・善次郎・一筆庵可候・楓川市隠モミジガワノシイン)画・序。
【年代等】弘化3年春、一筆庵序。弘化3年春、玉英舎主人跋・刊。[江戸]和泉屋市兵衛(甘泉堂)板。
【備考】分類「園芸」。袋綴じ展開収録(見開き図再掲)。菊専門の栽培書。江戸時代末期の菊栽培実技書。著者は菅井菊叟、挿絵には湲斉英泉の署名がある。英泉は江戸後期に活躍した妖艶な美人画で著名な浮世絵師である。その生涯は絵師、戯作者、文筆家という多彩なもので、元服後には一時期武家に仕官もしている。菅井菊叟という人物は一説には架空人物であり、英泉がみずからの著作を架空人物の語りをもとに描き上げたと言われている。菊造りの名人が明かす手法と、随所に英泉の挿絵がつけられており、江戸のイラスト版菊造り園芸書という装丁に仕上げられている(千葉大学附属図書館HP参照)。本書の挿絵を担当した一筆庵の序文に、珍花・奇妙と言われる菊花はひとえに「栽培の手入の巧」にあり、その秘訣、すなわち、培養(ツチコシラエ)、如露(如雨露)の水飼、風雨の手当、虫除等をまとめたと記す。まず冒頭に本書の参照文献(中国の『花鏡』『種樹書』『菊譜』『菊経』や、本朝の『花壇綱目』『地錦抄』『錦葉集』『花壇養菊集』等)を列記し、続く口絵に「菊を作る養い方の画解」「菊花壇を愛翫する図」「菊作り諸図(箒作り・紅白の咲き分け作り・扇作り・黄宝珠菊)」を掲げる。本文では、「菊の大意」「菊花種類の事」「菊花栽培番種(キクカウエツケツチカイタネマキ)の事」「菊根分の事」「菊の苗の虫を防ぐ事」「菊を揉(タメ)て貌(カタチ)を作る事」「菊の挿木の事」「菊接穂の事」までを記す。また、本書後半には付録として「菊花異名」「当世菊花之異名」と菊花諸図、「布袋造り菊の養方」「雨除障子拵方」「花受を拵ゆる事」「菊の種を取る事」「菊の実生種の蒔き方」「菊花壇仕舞様」までの記事を載せる。SE02503

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