救荒鄙諭

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救荒鄙諭
【判型】半紙本1冊。縦242粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊か。刊行者不明。
【備考】分類「災異」。見返の目次と一部異なるが本文小見出しに従うと、「蕪菁(かぶ（な）)并びに乾菜(ひば)の代わりに用ゆる類」「粉に製(こしら)え用ゆる類」「饑えたる人の養ひ様」「大麦挽割(ひきわり)の足しに用ゆる類」「解毒の仕方」「毒草」「合食禁(くいあわせ)あらまし」「養生の事」の8項について記した簡易な救荒書。飢饉時の救荒作物（青菜類・粉類）のうち本書出版地（不明）付近で「得やすく目なれたる」ものに絞って食用加工・調理・保存法や禁忌等を略記するほか、饑餓人の看護や食事、割り麦の代用食、各種解毒法および治療法、食い合わせのあらまし、凶年でも「脾胃」を傷めぬ粗食の工夫など飢饉時の養生法にも触れる。SE02541