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久世条教(2種)

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久世条教(2種)
【判型】半紙本1冊。収録順に縦228・225粍。
【作者】早川正紀(八郎左衛門)作。小寺清光序。
【年代等】寛政11年3月作。同年4月序・刊。[作州久世]典学館蔵板。[大阪]塩屋平助売出(別本[大阪]浅野弥兵衛売出)。
【備考】分類「教訓」。後印本([大阪]浅野弥兵衛売出)も抄録。寛政7年設立の教諭所「典学館」で使用された教訓書。江戸時代後期の名代官・早川正紀によって設立された幕府代官地最初の教諭所である美作国久世の「典学館」(1795年)や、備中国笠岡の「敬業館」(1798年)で農民教化に用いられた教訓書。「勧農桑(のうそうをすすむ)」「敦孝弟(こうていをあつくす)」「息争訟(そうしょうをやむ)」「尚節倹(せっけんをたっとぶ)」「完賦税(ふぜいをまっとうす)」「禁洗子(せんしをきんず)」「厚風俗(ふうぞくをあつくす)」の7カ条からなる。このうち第5・6条を除く5カ条は、中国清の聖祖が康煕9年(1670)に通達した『康煕聖諭』16カ条にならったものである。早川正紀は、疲弊・荒廃した地域の復興のために教諭所を建てて、本書を月三回民衆に教諭したという。久世などに見られた堕胎・間引きの悪風を改めるために、特に「禁洗子」の一条を盛り込み育児を奨励したもので、本条では「天の三光(日月星)が日夜怠りなく運行を続け、地が陰陽寒暑の狂いなく往来して五穀・草木・禽獣を始め万物を生育してくださるのも、全て子である人間に対する無限の恵みである。このように我が子をあわれむのが天の道である」ことを教え、また「どんなに貧しい家庭でも、母の乳房が二つあれば二人の子どもは養えるものである。しかし三つ子では乳房も不足することから、相応の養育費が支給される有難い世の中になっている。このように、公儀では赤子一人ですら大切になさるのに、本当の親でありながらわが子を殺すことは言語道断の悪事である」と述べて、間引きが天地の道に背く行為であることを戒める。SE02625

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