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〈金創秘授〉外科訓蒙図彙

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〈金創秘授〉外科訓蒙図彙
【判型】半紙本2巻2冊。縦226粍。
【作者】伊良子光顕(伊良子主膳・孝伯)作・序。田敬信(修庵)・嘉矩光(雄治)・滕文傑(淳庵)・谷玄啓(士雄)校。
【年代等】明和4年2月自序。明和6年3月刊。[京都]林宗兵衛(斯文堂)板。
【備考】分類「医学」。パレー外科書の抄訳で唯一の刊本。楢林鎮山の紅毛外科宗伝の中で「仕掛書」「全瘡跌撲図」を和文に改めたものに光顕が加筆し、オランダ流の外科治療法を当時の用語に置きかえ説明する。伊良子光顕(1737-98)所蔵の和蘭流医書を門人4名が校訂し刊行した書と知られる。金創(金瘡)は刀傷や槍傷などのことで、金創の医学は室町時代末期から安土・桃山時代における、いわゆる戦国時代以降、負傷者の増加に伴い隆盛した。本書に原本に関する記述はないが、デフルトの医師カロレンバッテムが和蘭語訳した、フランスの外科医アンブロアスリパレ(Ambroise parè 1517-70)の著した『パレ外科書』である。この書は、すでに宝永3年に楢林鎮山(1648-1711)によって「金創跌撲療治之書」として抄訳され『紅夷外科宗伝』に収められ、また西玄哲(1681-1760)はそれを改編して享保20年に『金瘡跌撲療治之書』を著したが、本書はこれらと同一の内容を有す。本書は、18世紀初頭から翻訳・書写されていた蘭学流外科書を、中期になって初学者を教えさとす意の「訓蒙」の書として刊行した作品といえる。日本の蘭学は、杉田玄白等が訳した『解体新書』(安永三年(一七七四)年刊)刊行以後隆盛するが、本書はそれに先駆けて刊行された蘭学流外科書として非常に注目される(『訓蒙図彙集成』20巻解題参照)。上巻に「金創総説」第1、「頭面之部」第2、「缺唇之部」第3、「頸之部」第4、「胸背之部」第5の5章、下巻に「腹腋之部」第6、「脇腰之部」第7、「手足之部」第8、「惣身之部」第9、「膏薬之部」第10の5章を収録し、随所にオランダ医学書を模写した挿絵を掲げる。SE02669

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