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紅蘭小集(紅蘭集)

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紅蘭小集(紅蘭集)
【判型】大本2巻合1冊。縦253粍。【作者】梁川紅蘭(張景婉・道華)作。梁川星巌題字。【年代等】天保12年1月刊。[江戸]玉池之宝漢閣蔵板。[大阪]河内屋新次郎ほか売出。【備考】分類「漢詩文」。梁川紅蘭は、幕末明治期の画家。美濃国安八郡曾根村(岐阜県安八郡)に,稲津長好の娘として生まれる。14歳のとき、江戸遊学から帰郷した詩人梁川星巌について詩文を学び、17歳で星巌と結婚。中林竹洞に画を学ぶと伝えられるが確証はない。遺作の「群蝶図」(個人蔵)などをみると,緻密な彩色による写生図譜を写したような作風を示しており,江馬細香のように四君子図や南画風山水図にとどまらない自在な画風が想像される。その作品の多くに夫の賛がある。夫と共に諸国を漫遊し、安政の大獄(1858)で捕らえられる直前に夫が病死したため夫の身代わりに投獄される。出牢後は京都に出て私塾を開き余生を送った。 (コトバンク)
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