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こをとこのさうし[小男の草紙](稀書複製会本)

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こをとこのさうし[小男の草紙](稀書複製会本)
【判型】横本1冊。縦174粍。
【作者】不明。
【年代等】室町時代成立。昭和5年板(印行500部のうち第111号*稀書複製会6期)
【備考】分類「物語」。色刷り。原本は奈良絵の古雅なる肉筆11丁より成る横本で、奈良絵本の古代味を具備する。金銀泥で草花などを描いた紺表紙を有しない点は、この種の絵本が一般化する以前のためか、あるいは肉筆のためあえて本文と同一紙質のものを表紙としたものか不明。慶長頃に描かれたもので、御伽草子としても、奈良絵本としても初期に属するものであろう。色彩は強調されつつも筆致は素朴で単純。奈良絵本の2大系統のうち、春日権現系統ではなく、より古い奈良土産の系統に属する。物語の概要は、身長1尺の小男が京へ上り清水の社で1人の上臈に逢う。上臈は小男の姿を興がり、伴い帰って松葉掻きをさせるが、やがて清水の若い上臈を見初めて恋煩いとなる。彼女へ恋文を送り、小男ながら風流の道に暗からぬと心を移した上臈は夫に迎え、夫婦仲睦まじく暮らし、一家繁昌したという。このように縁結びの願懸けをすれば叶うという俗説を敷衍したもの(「稀書解説第6編」参照)。SE02784

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