碁経玉多寿幾［碁経玉田鋤］

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碁経玉多寿幾［碁経玉田鋤］
【判型】大本4巻4冊。縦257粍。
【作者】玄々斎作。
【年代等】文化7年8月、閑散自得跋。文化7年9月、会心園主人序・初刊。明治初年後印。［新潟県北蒲原郡葛塚町］弦巻本店蔵板。
【備考】分類「囲碁」。袋綴じ展開収録。『碁経玉多寿幾［碁経玉田鋤］』は、会心園の序文によれば、本書の著者、玄々斎は既に天明6年刊『古今碁経抜萃』4巻や、寛政4年刊『碁経選粋』4巻などの棋書を著していたが、いずれも「幽玄奥妙をきわめし局」であって名人級の人には良い参考書だが、初学者には難解なため、書誌・青黎閣（初板本の板元）の「初学に益ある局をゑらび給へ」との要望を受けて、著者が書きためた宝永～宝暦頃の置碁60局、また、中国・康煕年間の置碁10局、そのほか名手の置碁などを精選して4巻本にまとめたもの。
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