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国産考[広益国産考](2巻本)

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国産考[広益国産考](2巻本)
【判型】半紙本2巻2冊。縦221粍。
【作者】大蔵永常(黄葉園主人)作。松川半山画。
【年代等】天保13年3月刊。[京都]丸屋善兵衛ほか板。
【備考】分類「物産」。1巻末尾が破損につき、『広益国産考』8冊本によって補った。江戸後期の農書。著者は同時代の農学者大蔵永常。1859年(安政6)に全8巻が版行された全8巻の『公益国産考』に先駆けて刊行された冒頭の2巻本。農学書。著者は大蔵永常(おおくらながつね)。彼の生涯最後の集大成である。全8巻よりなり、1859年(安政6)に刊行された。ただし、この第1および第2巻にあたる部分は、『国産考』上下として42年(天保13)に出版されており、全巻の執筆を終えたのが44年(弘化1)である。一之巻では、国産(特産)奨励を述べた総論のあとに、紙、コウゾ(楮)をはじめ、30余りの特産の解説と、その加工についての記述が続く。二之巻はスギ、ヒノキ、マツそして砂糖、三之巻はイグサ、イチビ、四之巻はヤマイモ、ワラビ、カキなど、五之巻は醤油(しょうゆ)、灯油、蝋(ろう)綿、養蚕など、そして六之巻では、特産は作物に限らないとして、人形の作り方などが紹介されている。また海苔(のり)、茶もここで扱われる。七之巻は主として織物であるが、養蜂(ようほう)なども書かれている。八之巻は果樹の仕立てが主である。大蔵永常の説明は、彼が実際に試みた体験などがもとになっており、きわめて具体的である。挿絵も美しく、宮崎安貞の『農業全書』とともに江戸時代二大農書といわれる(日本大百科全書)。著者最晩年の書で、幕末から明治初期の農業技術の発達に大きく寄与した。永常は、ハゼノキの栽培・加工を説いた処女作《農家益》の版行以来、ハゼノキ、カンショ、綿、イグサ、アブラナなどの特用作物の栽培・加工に関する著作を多数ものしているが、本書はこれら特用作物にとどまらず、諸国の特産物となるべき樹木、果樹、茶、養蚕、養蜂、製紙、ノリ、土人形製造などの技術も詳述した、永常農学の集大成である(コトバンク)。江戸時代の三大農学者のひとり大蔵永常(1768頃‐?)の主著で、彼の農学大系がここに集成されている。この時期、商業資本の台頭により諸領主の財政は危機を深め、農民の疲弊窮乏も特に深刻なものとなった。本書で永常はその救済を産業振興、生産向上に求めて、彼自身の諸国行脚による見聞を基に、きわめて具体的懇切にその手段方法を述べている(岩波書店HP)。SE02807

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