1/5

御公令謹身録(1-3巻)

★御公令謹身録(1-3巻).pdf

¥3,880 税込

ダウンロード販売の商品
購入後にDL出来ます (366818003バイト)

御公令謹身録(1-3巻)
【判型】大本3巻合1冊(1-3巻*全7巻中)。縦259粍。
【作者】不明。
【年代等】1-3巻:天保13年10月序・刊。[江戸]蔦屋吉蔵・和泉屋市兵衛蔵板。[江戸]岡田屋嘉七ほか売出。*4-7巻は天保14年刊。
【備考】分類「法制」。袋綴じ展開収録(見開き図は再掲)。2巻第1丁表5行目中程の「紀伊(殿)」は木版刷り紙片による修正で、修正前は「紀伊守」と印刷されていた。民間による町触出版の例。渡辺浩一「日本近世都市における法令の伝達」に「天保改革においても町入用の縮減は大きな課題であり、寛政改革時の町法改正が実現しているかどうかの調査も行われた。その関係で、1842年4月に1791年の町法改正町触が再び印刷頒布された。寛政改革の一部が法令伝達様式でも継承されていることがわかる。民間からも町触出版の許可申請がこの時期にはなされた。それは、1843年5月の『御触書集覧』と『御公令謹身録』である。『御触書集覧』は天保改革期の町触201本を集成したもの、『御公令謹身録』は同時期の町触を数ヶ月分ずつ7回に分けて薄い冊子で逐次出版したもので、地本問屋(娯楽的読み物や浮世絵版画の出版・卸業者)からの出版許可願いによる印刷である。つまり、商業出版なのであって寛政の木版刷り町触とは性格が異なる。許可申請のなかで地本問屋は「町々の自身番屋へ掲示する多くの事を印刷して販売したい」と述べており、町触の自身番屋張り出しとの関連性を明言している。つまり、より広く町触を周知させる方法として、掲示と印刷が連なっていることが意識されているのである。都市社会もまた1日1本以上の頻度で出される町触が印刷されることを求めていた。そうした印刷需要に応じた地本問屋を町奉行所が利用したということもできよう。なお、『御触書集覧』が他の一般の版本と同様に数多くの漢字にルビが付されていることは商業出版であるから当然とはいえ、木版刷りがリテラシー問題に対応可能な法令伝達様式でもあったことはここで注意しておきたい」とある。SE02820

  • お支払い方法について

¥3,880 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品