★滑稽俄［滑稽に輪嘉・二○カ］（初編）

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★滑稽俄［滑稽に輪嘉・二○カ］（初編）
【判型】中本1冊。縦170粍。
【作者】長谷川実信画。二王亭（二わ亭）梅人序。
【年代等】明治初年刊。［大阪］冨士屋政七（富士政七）板。
【備考】分類「芸能」。袋綴じ展開収録。『滑稽俄［滑稽に輪嘉・二○カ］（初編）』は、「財布持て出て」「刷毛持て出て」「盥持て出て」「筆持て出て」のように、「○○を持て出て」と題した俄狂言を挿絵とともに半丁に2点ずつ掲げた小冊子。俄狂言は、素人が、宴席や街頭で即興に演じたこっけいな寸劇。江戸中期から明治にかけて流行。座敷で行う座敷俄、屋外で行う流し俄などがあり、大阪俄・博多俄などが有名。のちに職業として、寄席で、道具・鳴り物入りで行うようになった（ｺﾄﾊﾞﾝｸ）。俄（にわか）とは、江戸時代から明治時代にかけて、宴席や路上などで行われた即興の芝居。仁輪加、仁和歌、二和加などとも書く。またの名を茶番（ちゃばん）（Wikipedia参照）。SE02873