〈ひらかな〉御文章〈稽古本〉［御文章五帖・〈改正〉御文章］

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〈ひらかな〉御文章〈稽古本〉［御文章五帖・〈改正〉御文章］
【判型】中本2巻2冊。縦189粍。【作者】蓮如（兼寿）作。円如（光融）編。【年代等】明治初年刊。［東京］玉養堂板。【備考】分類「真宗」。『御文章』は、文明3年（1471）から明応8年（1499）までの書。5巻。真宗本願寺の8世蓮如が信徒のために、書簡文の形式で真宗の教義を説き示したもの。今日のいわゆる文書伝道の先駆をなすものである。蓮如が真宗の中興の祖と称せられ、その一代に真宗に勃興したのには、この文章の製作頒布が大きな力となったといえる。文の名称はこのほかに「御文」「宝章」「勧文」「勧章」などがある。研究書に慧琳「記事珠」6巻、道隠「明燈鈔」15巻など（「日本思想史文献解題」参照）。SE02910