済急記聞

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済急記聞
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】旦暮庵野巣（小林貞固）作。
【年代等】天保7年9月、楓軒老人（小宮山楓軒）序。天保7年9月、仏蟲一具老衲（安達一具カ）跋・刊。刊行者不明。
【備考】分類「農業・伝記」。飢饉時の救済や備荒に尽力した人々の心掛けや行動を記した伝記。「勧化銀を散して飢人を救ふ」「賑究料を積て荒凶をすくふ」「衣服を売尽して餓人をすくふ」「専ら陰徳を修して近隣をすくふ」「天命を畏るゝ事を知て危難を免かる」「普く富人に乞て貧人を救ふ」「窮迫を救ふをもて楽事とす」「義を好み人を救ひ田地を開く」「暮るゝを待て倉を開て郷党に施す」「薬草を採ることを教えて隣里を救ふ」「粟を植てあらかじめ凶年の用とす」「衣服の料を賜ひ窮民を救ふ」「済急のために日に男女を雇ふ」の13話を収録する。挿絵も2葉施す。SE02938