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摧邪評論[摧邪評輪]

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摧邪評論[摧邪評輪]
【判型】大本2巻2冊。縦277粍。
【作者】不明。
【年代等】寛文7年6月刊。刊行者不明。
【備考】分類「仏教」。小澤富夫・山本眞功編著『備前心学をめぐる論争書』によれば、『摧邪評論』は岡山藩における寛文期の仏教統制に対する仏教側からの批判書である。すなわち岡山藩においては寛文5年以降にキリシタン改めを強化したが、それに伴い池田光政は他藩に見られぬ独自の廃仏興儒策(①神社淘汰と寄宮の整理策、②寺院淘汰と僧侶の還俗追放、③寺請制から神職請への転換)を断行し、寛文6年8月に「申渡九箇条」を発令した。これらの仏教統制に対する仏教側からの批判として著されたものが『摧邪評論』であり、著者も板元も記載されていない。本書ではまず光政が領民に示した「九箇条」の書付を掲げ、その排仏策が不当なことを批判・反駁する。さらに、神道の正直、儒道の誠、仏道の慈悲が根本において同じものであるという「三教一致」立場から排仏の非なることを批判した。さらに、この『摧邪評論』に対して寛文8年に儒者側から釈明・反駁を試みたのが『儒仏論聞書』であった。このように『摧邪評論』は、江戸前半期における熊沢蕃山(岡山藩における排仏論の理論的指導者)を含む儒仏論争の一端を物語る貴重な資料である。SE02951

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