★〈新板絵入〉商人取引状（文政10年・2種）

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★〈新板絵入〉商人取引状（文政10年・2種）
【判型】中本1冊。縦164・169粍。
【作者】西川竜章堂書。蔀関牛画。
【年代等】文政4年初刊。文政10年8月再刻。［大阪］塩屋喜助（季助）ほか板。
【備考】分類「往来物」。同板2種を全冊袋綴じ展開収録（見開き図再掲）。『〈新板絵入〉商人取引状』は、商家で多用する各種書状の例文を集めた用文章。「売先得意を頼状」から「注文物出来遣す状・同返事」までの商用文28通と「正月祝儀状」から「歳暮祝義状・同返事」までの年中用文79通の合計107通を収録。各例文をやや小字・6行・付訓で記す。本文中に「諸国の商船大湊に着岸の図」「大坂堂嶋米市場之図」など数葉を挿む。巻頭に「金山堀口之図」「金山鋪口之図」「住吉宝市之図」などを掲げるほか、目次上欄（頭書）に「大日本国尽」「片仮名イロハ」「十干十二支」「様の字之事」等、前付に「手紙書やう心得の事」「諸国の商船大湊に着岸の図」「書状封じ様の事」、巻末に「願成就日・天赦日（高橋興文堂店頭風景図）」「十二月異名」「〈文字早覚〉小野篁歌字尽」「小野篁小伝」「興文堂蔵版目録」「破軍星くりやう」を掲げる。なお、本書の増補版（改刻本）に江戸後期刊『〈商人平生・日用文章・一番〉大福帳』がある。SE03052