★瀆蒙往来［涜蒙往来］

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★瀆蒙往来［涜蒙往来］
【判型】大本1冊。縦274粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書カ。
【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。『瀆蒙往来［涜蒙往来］』は、主に上方寺院の僧侶間でやりとりされる想定の手紙24通を収録した往来物。短簡または往復書簡で構成され、冒頭は「恭裁愚翰奉拝呈。獅子坐下、維時三陽交代品物新緬知法躬御清安被為添寿算候…」で始まる新年祝儀状で、大字・行書の本文に小字・楷書の本文を朱筆で添える。以下、概ね月次順に四季折々の行事や仏事、維摩経講談や大和行脚などの仏道修行、保養や医薬療治、肉親（父親）逝去を悼む弔状、友人の来泊を乞う手紙などを収録する。また巻末には、脇付や、硯・筆・墨・紙・扇・香・茶の異名を、例文と同様に行書（墨書）・楷書（朱筆）の二様で列記する。SE03081