〈習字〉改正商売往来（2種）

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〈習字〉改正商売往来（2種）
【判型】半紙本1冊。収録順に縦225・229粍。
【作者】黒田行元作・序。山口松雪書。
【年代等】明治6年7月自序。明治6年9月官許。明治6年12月刊。［京都］石田忠兵衛（文明書楼）板。
【備考】分類「往来物」。同板2種を全冊収録した（袋綴じ展開収録）。『〈習字〉改正商売往来』は、文体・文章・語彙ともに近世流布本『商売往来』とは全く異なる明治期新編『商売往来』。「開港以後の商法は、旧弊事件悉く、払ひ尽して一新し、会社を結び相助け、大事業おも最（いと）易く、成就すべきの時勢なり。先交易の品々は、山動植の諸品あり…」で始まる七五調の美文を大字・5行・付訓で綴る。内容も凡例の通り、商法会社・金石類・米穀野菜・家畜山海鳥獣・衣食器械・兵器類・薬種・海外旅商・山物類・植物類・動物類・工産物類・家什諸具・医術器械・暦法大意など、新語・新知識を満載したものとなっている。巻頭に、色刷り口絵「東之半世界・西之半世界」図を掲げる。SE03294