〈新版絵抄〉農家手習状[〈新板〉農家手習状](仙台板・5種)
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〈新版絵抄〉農家手習状[〈新板〉農家手習状](仙台板・5種)
【判型】大本1冊。収録順に縦264・261・255・253・257粍。
【作者】西村明観(富田育斎・安美)作。
【年代等】第1冊:文政5年1月刊。[仙台]伊勢屋半右衛門(裳華房)板。第2冊:嘉永元年10月再刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。第3冊:江戸後期刊。[仙台]西村治右衛門板。第4冊:江戸後期刊(外袋に慶応元年の書き入れ)。[仙台]西村治右衛門板。第5冊:江戸後期刊。[仙台]刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。同板・異板など仙台板5種を全冊収録した。『農家手習状』は、「手習い」の心得を諭した往来ではなく、百姓が守るべき生活教訓を記した短文の往来物。「夫、手習は、世の中の芸の中にも第一にて、人の為にも身の為にも是に増たる事はなし…」の一文で始まり、ほぼ七五調の文章で、まず、百姓の心掛けとして公儀・法度の遵守、謹慎、喧嘩・口論の禁止、飲酒心得、博奕や虚偽の禁止などを説く。続いて、郡奉行から組頭までの諸役名や六親九族等の人倫名、身体各部の名称など若干の語彙を列挙しつつ、五倫に基づく教訓を述べ、さらに後半では農耕・農業施設・農作物・貢納に関わる基本語彙や心得を綴りながら、理想的農民像を描いて締め括る。本文を大字・6行・付訓で記す。本往来はほとんどが仙台板で、明治期に大判の一枚刷りが登場するなど主に東北地方で普及した往来である。仙台板の異板数種にはいずれも頭書に手習い図や農耕図を掲げる。なお、本書を下敷きにして綴った戯文調の往来『〈小学習字〉農家手習状』(白木柏隠作)が明治14年に刊行された。なお、天明7年作・刊『農業手習教訓書』とは別内容。SE03325
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